虹のような広い心で [下]

「ママただいま!」
「あらなずな!どうしたのよ」
「あのね、ママに報告!」
「なぁに?」


椅子に腰かけながらあたしは、ママの顔を見た


「あのね、精神科もう通わなくていいって言われたの」
「本当に!?よかったじゃない。頑張ったわね。おめでとう」
「ありがとーママ」


ママがあたしの頭をナデナデした


「それだけできちゃった」
「そーなの。どう?学校ちゃんと行ってる?」
「いってるよ。もういく大学も決まったし、あとは卒業するだけ!テストもないし」
「そーなんだ。良かったよかった」


一生懸命考えてあたしは、就職ではなく、福祉系の大学へいくことにした


老人の役に少しでも立ちたいって気持ちが、大きかった


「卒業したら、楽しいことばかりだね!」
「うん。ママの応援のおかげだよ」


ママは嬉しそうにほほ笑んだ


「あっ、もう行かなきゃ。じゃーママ。また今度ね」
「あっ、これ持ってきなさい。おいしいお菓子をいただいたの」
「ありがと!じゃーね」