虹のような広い心で [下]

「じゃーまた明日な!」
「うん!バイバイ」


愁に手を振って愁が見えなくなるまで手を振り続けていた


よしっ!ママに報告しなきゃ


「ただいままま。話があるんだけど」
「は~い?何?」


なにも知らないママはのんきに、エプロンをつけて夕飯の支度をしていた


「あたし今日ね、精神科へ行ってきたの」
「あら!どうして急に行く気になったの?」
「なんとなくだよ。でね、気持ち悪さは・・・いじめからだって。妊娠はしてなかったよ」


ママのこわばった表情が和らいだ


微笑んで『よかったじゃない』と言ってきた


「あとね、あたしに嫌がらせしてた子が。後日両親と一緒に謝罪に来てくれるんだって」

「そう、じゃー、お家かたずけなくちゃね」

「うん。ママもう終わったから大丈夫だよ。もう涙流さなくてもい大丈夫だよ。今までありがとう。あたしリストカットも治すからね」


もうママに、心配はかけない


今まで通り、普通の生活をするんだ


「うん。もう涙流さないよ。頑張ろうね。治そうね」
「うん。頑張るから」