虹のような広い心で [下]

5減の体育も終わり、6元の個展も終わり、またそなたとしゃべる放課後


「そなたさぁ、今日もうっちゃんまってるの?」
「そうだけど?文句ある?」
「そなたがうっちゃんにとられたぁぁぁぁ」


うっちゃんあたしのそなたとった!


「あんた何言ってんのよ。週1回はあんたと遊んでるでしょうが」
「・・・週7回あって1回だよ!?少ないぃ!」
「子供みたい・・・ふふっ」
「笑い事じゃないのよぉ」


そなたを一生懸命説得して、週2にしてもらった


「な~ずな!帰ろうぜ」
「あっ愁!じゃーそなたバイバイ」
「バイバ~イ」


そなたから離れて愁の手へ移した


教室を出て、いつもみたいに話していた


「今日さ、体育でね。ソフトボール部の球10本中10本打ったんだよ?」
「まじで!?お前ソフトボール出来んの?」
「あたし中学の時ソフトボール部のエースだったんだよ?」
「マジかぁ!何で高校でしてないの?」
「う~ん。なんとなくだよ」


あまり突っ込まれたくなくて、あたしは受け流した


「あのさ・・・」
「なずなちゃん、話しあるんだけど」


あたしが話すと同時に、誰かがあたしに話しかけた


「佐原・・・先輩・・・」


いじめをはやらせた張本人が立っていた