虹のような広い心で [下]

後悔を繰り返しながら生きている


「私がこの仕事を選んだ理由はね、私自身もこんな人間だったからなんだ」
「え・・・。先生もですか?」
「私は、シンナー依存症だった。辛いことがあるたんびに、シンナーに手を染めていたんだ」


シンナー・・・あたしには一生無縁なことかもしれない


「おかしいと思った私の母がね、無理やり精神科へ連れていったんだ。そこで私の恩師の先生に出会ったんだ。先生のために変わりたいって思ったんだよ」


先生のために変わりたい・・・


あたしは、愁のために変わりたい・・・そう何度願っただろう


「あの先生がいたから今の私がいるんだ。命の恩人と言ってもおかしくない存在だった」


命の恩人・・・


「あたしは、リストカット依存症ですか?」
「そうだね。依存症じゃないっていえばうそになる」


依存症なんだ・・・