虹のような広い心で [下]

「まったく、世話の焼けるカップルだ事」


あたしの話を聞いてうっちゃんは走ってどこかへ行ってしまった


今度はあたしが話す番かな?


「いつまで隠れてるき?」


体育館の蔭から、女の子が出てきた


「何のぞいてんの?」
「あの、あたし、自分の気持ちを言っただけです!それだけの覚悟で先輩に告白したんです!」



覚悟ねぇ?


「まだ本当の恋愛も知らないガキが、何かっこいい言葉使ってんの?」
「がっガキって何ですか!」
「ガキだからガキっていってんのよ。嫌がらせってどんなことする気だったの?」


嫌がらせから始まってしまったあたしへのいじめ


「嫌がらせから始まってしまういじめがあるのよ!?そんなことも知らないガキが、立派に恋愛なんかしてんじゃねーよ!」



あたし、キャラ崩壊しちゃってる



ま―いいか。だってそなたのためだし


「先輩は・・・きれいだし頭もいいし運動だって出来て、あたしみたいなブスの気持ち何か分からないんです!」

「あなた、自分でブスって言うのね?ブスってね、自分の心がブスのことを言うのよ?なっちゃんだったかしら?あなた顔はそこまでブスじゃないじゃない。ブスなのは・・・心なんじゃないの?」