虹のような広い心で [下]

「久しぶりに会ったから、なっちゃんと話してたんだ。そしたら・・・」

“先輩はいつ別れるんですか?あたしこれ以上待ってられません。あたしと付き合ってくれなかったらそなた先輩に嫌がらせしますよ?”


・・・何それ


なんなのこの子


「俺、そなと付き合い始めた時。すっごく嬉しかったんだ。一生大事にしようって思ってた。でも部活忙しくて、なかなか土日遊ぶこともできなくて。そんなときなっちゃん来てさ、今でも傷ついてるはずなのに、これ以上傷つけられないから。今別れを切り出したんだ」



なんか、今あたしと一緒の状態になってない?


「まって、そなた、そなたにはちゃんと説明したの?」
「出来るわけないだろ?そなたは絶対自分を犠牲にしてまで俺といるよ」


なんで、なんでそんなことになってるわけ!?


「で?うっちゃんは、なっちゃんってこと付き合うわけ?」
「そーするしかないだろ」


うっちゃんが頭を抱えながら悩みだした


「なず、氷」
「ありがと!愁お願いあるんだけどいい?」
「なに?」
「そなたを探しに言ってきてほしいの。きっと屋上に居るわ」
「わかった!」


愁が走って、教室を出た


それと同時にあたしもうっちゃんの手を引いて、執事喫茶を出た


途中、きずきが話しかけてきたけど、『今はちょっと待ってて』と言ってきずきを突き放した