虹のような広い心で [下]

―――カラカラ


ゆっくりと扉が開き、背の大きな大好きなあなたの顔を目に入った


手に持っていた花束を床に落とし『・・・なずな』と言ってあたしを抱き寄せた


愁の肩が震えている


「愁?・・・泣いてるの?」


あたしと愁を見かねたパパとママが部屋から出ていった


「なずな・・・っごめんな。俺、ただでさえつらい思いをしてるのに、傷ついてるのになずなをもっと苦しめた」


苦しめた・・・、愁あたしね?愁の口からそんな言葉聞きたかったんじゃないんだよ?


愁の胸倉を押して愁と数センチのところで目を合わせた


少し動くと唇が触れちゃいそうなくらいに