虹のような広い心で [下]

その場に座ってあたしは、ただ死ぬ時を待っていた


目を瞑ると女の子が泣いてるんだ


よく見ると昔のあたしだった


小学生のころかな?本当に小さい時


あたし、一度学校から飛び降りたんだっけ



命は取り留めたものの、それまでの記憶がすべてなかった



その日から辛い毎日が始まったんだ。学校へ行っても誰も分からない


もう一度飛び下りれば、記憶が戻ると思ってあたしは何度も飛び降りようとした



でも、そのたんびにママに止められた


ママは泣きながらあたしを止めた



あの時のままの顔、なぜか覚えてるんだ


「ママ、パパ、きずき、そなた、愁、うっちゃん、翔汰さようなら。幸せになってね」


その瞬間意識を手放した・・・・・