あの日から、あたしの生活は一転した


意地音がさらにひどくなり、あたしの体にはいっぱいのあざが刻まれている


それを見てそなたが、愁に言おうっていったけど、あたしは言う気はなかった


愁に言っちゃうと、何のためにここまで頑張ってきたのか分からない


この前、なくなったら会いに行くっていったばかりなのに、もう会いに行くなんて・・・あたしのプライドが許さなかった



でも、実際あたしの心は限界まで来ていた


辛い時こそ頑張るって言葉があるけど、辛かったら辛いんだ。頑張れないんだ


辛いってことは、頑張ってがんばってがんばりすぎた結果だから


それでも報われなかったことを言うんだと思う



あたしは、頑張れない弱虫なんだ



「なずな最近頑張りすぎじゃない？」
「大丈夫！このぐらい平気だって」



あの日に破かれた体操服はあたしが自分で縫って修正した



自分でいうのもなんだけど、あたし裁縫は得意中の得意なんだぁ



いつも家庭科の成績だけはいいんだぁ～