虹のような広い心で [下]

「ごめん・・・ちょっと頭冷やしてくる」



そ―言ってあたしは、走って保健室に言った


「先生、心が・・・心が壊れちゃいそうだよ」


最初は、『何言ってるの?』っていってたけど、あとからなって状況が分かって来たのか、先生はあたしをベッドに横にさせた



保健室の消毒のにおいに酔いながらあたしは静かにまぶたを閉じた



寝てる時だけは、幸せなんだ。なにも考えなくてすむから



あたし、またいつ壊れるのかな?壊れてる間の記憶があまりないんだ


でも、夢中でなにも考えてなくて、無の世界に居るみたいな感覚に陥るんだ


ねぇ、あたしに幸せを返して?
ねぇ、あたしに幸せをもう一度教えて?
ねぇ、あたしに幸せをちょうだい?


あたしに、アイシテルをちょうだい



あたしが経験するのはこんなものじゃなかった。


もっとひどいことだったんだ・・・