虹のような広い心で [下]

ファミレスに入るなり、店員さんの元気のいい声が耳に入ってきた


「2名様でよろしいですか?」
「はい」
「じゃー、お席に案内します」



先を行く店員さんについて行った



着いた席は、窓際で町を見渡せるほど大きな窓があった



こんなにも人がいっぱいいる中であたしは、どれだけの人と出会ったのだろう


愁と付き合えてることが奇跡だと改めて感じた


「で?話ってなに?別れ話ならきかねーぞ?」
「別れ話よりもっと大事なことだよ」


愁の頭の中は完全にいまハテナでおおわれてるね



「今から話すことは、誰にも言わないで?」
「分かった」
「あのね、あたし・・・実はいじめられてるんだ」
「・・・はっ?」



あたしは始まりから今まであたしの実に起きたことをすべて話した



愁は眼を見開きながらあたしの話を静かに聞いていた