それでも、放課後になれば愁に逢える



愁に逢えるからあたしは毎日がんばれる



逢えなくなったら、あたしは暗闇に落ちていく・・・



「大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。別に気にしてないし」



2年生になって翔汰と同じクラスになった。もちろんそなたも一緒だけどね



そなたも心配そうにあたしを見つめていた



「も―――そんな深刻そうな顔しないでよ。あたしは大丈夫だから」




心配なんかかけたくない。大好きな2人だから心配かけらんない



愁にも言ってない・・・言わないんじゃなくて、言えないんだ



知られるのが怖いの・・・




「へへへっ、早く片付けないと先生きちゃうね」



わざと明るくふるまうあたし、でも心の中はずっと真っ暗だった