入園し、私はフリーパスの証明となるアームストラップを付け、ちょっと古い遊園地ながらも、楽しむ事にした。 後ろに振り返れば、簡単なタイプなのに、アームストラップを矢田先生に付けて貰ってるナナコ先生が目に入る。 「テンション下げるな!」 岳に注意され、尖ってた唇を元に戻す。 今日は私服な為、動きやすいから、私はショルダーポーチの紐を握りながら、バイキングへと走る。 亜果利は脚の長さを象徴するようなスキニーに、白のタンクトップに、緑のカーディガン。 岳はダメージジーンズに、Tシャツとラフ。