「…誕生日会、どうなんだ?」
お兄ちゃんはため息を吐き、ダイニングテーブルに並ぶ料理を箸で突く。
莉央さんが止めさせ、私がお姉ちゃんに振り返った瞬間、“ガッシャーンッ!!”と、大きな音が響いた。
「杏奈?」
お兄ちゃんがお姉ちゃんを呼んでも、目に涙を溜めて、パスタやパンを取りに来て、シンクに投げ入れてしまう。
「杏奈――ッ!!」
痺れを切らしたお兄ちゃんが、お姉ちゃんの腕を掴み、止める。
「パパもお兄ちゃんも、誰も私の気持ちなんて、わかんないよ――っ!!」
しかし、お姉ちゃんはお兄ちゃんを振り払い、飛び出して行ってしまった。
お兄ちゃんはため息を吐き、ダイニングテーブルに並ぶ料理を箸で突く。
莉央さんが止めさせ、私がお姉ちゃんに振り返った瞬間、“ガッシャーンッ!!”と、大きな音が響いた。
「杏奈?」
お兄ちゃんがお姉ちゃんを呼んでも、目に涙を溜めて、パスタやパンを取りに来て、シンクに投げ入れてしまう。
「杏奈――ッ!!」
痺れを切らしたお兄ちゃんが、お姉ちゃんの腕を掴み、止める。
「パパもお兄ちゃんも、誰も私の気持ちなんて、わかんないよ――っ!!」
しかし、お姉ちゃんはお兄ちゃんを振り払い、飛び出して行ってしまった。

