夕方、帰宅する生徒たちの流れに逆らい、癒杏の通う高校へと来た。
男の子たちの視線には慣れた為、ただ前だけを見て歩く。
グラウンドには、サッカー部と野球部がスペースを分け合い、練習してる。
その練習を見守るお兄さんを見付けたが、私は気にせず職員室へ。
ーーコンコンッ
「失礼します」
「貞包さんっ!;;」
椅子にだらけて座ってた教頭先生が、慌てて身を起こして私を見て来る。
私は「校長先生は?」と訊いた。
「こちらにどうぞ!;;」
職員室を見渡すと、怪我をしたような先生は居ない。
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