「おい、嘘だろ…」

「やばいよね…」

下駄箱に掲示されたクラス発表に大勢の生徒が群がっていた。

全員が口々に不安の声をだし、表情が曇っていく。

「ミスプリントじゃないのか…?」

「先生達も分かってるハズだろ?」

「だよなぁ…
誰か聞いてこいよ?」

「職員室、誰も居なかったよ?」

「うわぁ…
私同じクラスだ…」

「俺も…」

ざわざわと騒がしい少し後ろで、顔面蒼白な生徒が一人。

「「とうとうこの時が来たね…」」

少し楽しそうな声が聞こえて、ため息をついた。