でもそれが本当なら嬉しい


私のために美桜ちゃんに言ってくれたんだよね?



でもそれだけで本当に美桜ちゃんは引き下がるのかな?



私はそんな不安を感じながらも、今は斗真くんの気持ちに答えたくて大きく頷いて見せた



そんな私を見て、斗真くんの綺麗な顔に満足そうな笑みが浮かぶ



でも佐藤くんをいきなり無視するとかはやっぱり出来そうにないから、明日事情を話そう



それで終わり



そして私も斗真くんが好きな本読んで勉強しよう



「斗真くん、MPいっぱい使ったね」


「は?」


「私の心読んだでしょ?」


「おまえそのネタ引っ張るね?」