私はわからないって顔を斗真くんに向けていた



そんな私を見て更にため息は大きくなる



「弟のことといい…俺にも悪いとか思わないわけ?」



斗真くんの呆れた声が胸に突き刺さる



強く握っていた手首を乱暴に離すと図書室に向かって歩いて行った



何が?


何でそんなに言われなきゃいけないの?


自分だって美桜ちゃんと話してたじゃん


それと私とどう違うの?







※俺様攻略法


自分以外の男性と係わるのを激しく嫌います


なるべく係わらない、話題に出さないのがベストでしょう


趣味などを調べて積極的に話しかけましょう