「何がMPだバカ」



頬の痛みとその言葉でハッとする


目の前には斗真くんが立って私の頬を摘まんでいる



「ってありゃ?授業もう終わっひゃ?」


「とっくに終わってるんだよ」


グリグリ━━‥‥



「いひゃい!はなひて!優ひゃん助けれ〜」


「まぁまぁ工藤…」



斗真くんは私の頬を離して睨む



こわいこわいこわい



「おまえ、授業遅れて何してた?」


「え?」



まさか綾瀬美桜の宣戦布告を受けていたとは言えないし



「トイレ」


「腹でも壊したのか?」


「そんな感じ」


「は?」


「工藤、女の子には色々あるのよ?」



優ちゃんが何気なくフォローを入れてくれる



斗真くんはそれを聞いて、それ以上は追及してこなかった



優ちゃん、ナイスだぜ!






※年下美少女に注意


俺様は積極的で従順な女性は嫌いではありません


扱い安い年下美少女は特に注意しましょう