私と深雪ちゃんがその声の方向に顔を向けたのは、ほぼ同時 「どうも、倉田先輩」 そう言って大きな瞳をキラキラさせながニッコリ微笑んで話しかけてくる少女は 今、噂をしていた人物、その人だった 「綾瀬美桜…」 隣でいた深雪ちゃんが小さな声でそう呟く え? アヤセミオ? 「初めまして…じゃないか、この間の朝にご一緒しましたもんね」 彼女はそう言うと、また再び笑顔を見せる その笑顔を見る度に、女の私でもドキドキとするのだから男の子ならイチコロだろう