深雪ちゃんは私の両肩を掴んでブンブンと揺さぶると



「あんた、せっかく相談にのってあげたのに、なんで報告しないのよ!」


「ごごごごめ…」


「で?相手は?」


「うーん…それが1年生の美少女ってことはわかってるけど、名前までは…」


「1年の美少女?」


「うん」



深雪ちゃんはそれを聞いて少し考える仕草をする



「その子って小さくて細い?」


「うん」


「髪型は茶髪のウェーブ?」


「え!?うん!?」



そして深雪ちゃんが私の顔にズイッと顔を近づける



「あんたそれって…」




「私のことですか?」




へ?