「ねぼねぼねぼ…?」


「俺もよくわかんねーけど」


斗真くんは大きなため息を付きながら髪をかきあげる



その姿もムチャクチャかっこいいけど、今はそんなことを構ってられない



何それ?


寝ぼけてたって


こっちの方がワケわかんないんだけど?



「おまえが来るの遅くて、またあそこでちょっと寝てたら」


「うん…」


「誰かがキスしてきて」


「え…」


「おまえだと思って」


「………」


「まあそういうこと」



なんか…それ


微妙!!



「相手は誰!?」


私は斗真くんの腕をガッチリ握って詰め寄る