俺様彼氏の説明書





そーなのか…


いや、そうだよね…



「あ…でも…」


「何?」



私は回復していく気持ちがまた落ち込む事実を思い出す



「昨日、好きじゃないって言われた…」


「え!?」


「そもそも『好き』とも言われたこともないのに…」



ああ…


これってもう無理なのかな?



そんなことを考えてまた暗闇に落ちていく



その手前で深雪ちゃんがいきなり立ち上がって、私の方に歩いてきた



「もういい!何も考えなくていい!」


「え?」


「あんた、頭悪いんだから頭で考えるのやめなさい!」


「深雪ちゃん…出来ればオブラートを使用…」


「バカ!!」



バカって!


オブラートどころかストレートで飛んできた!



深雪ちゃんは私の胸の辺りを指差した