大和と話をした、翌日。


そう、ついに。

「い、言わなきゃ、いけないんだよね……」

カタカタと、肩が震える。

教室にて、松本色葉、昼休みへの緊張と恐怖で震えております。


「だいじょーぶだから!ね、そんな震えないの!」


ミオが元気付けてくれるけど、やっぱり緊張するよー!

だって、だって。

私、待っててって。私から、言うからって。

言っちゃったんだよー…!


もうすぐ、四限目が始まる。

四限目が終わったら、終わったら…!


「自分で決めたことでしょ!?もっとしっかりしなさい!ね、大和!」

ミオの横を見ると、苦笑いを浮かべる大和の姿があった。