男子たちと話している大和をちら、と見ると、目があって驚いた。

向こうも驚いたみたいで、すぐにぱっと顔をそらされたけど。



「まずは、どうするの?」


ミオと帰りながら、私は「えっとね」と七限目に考えていたことを話した。


「先に、純くんに話に行く」


強い目で言うと、ミオは「そっか」と言って微笑んだ。


「がんばれ」


「うん」


家に帰り着いて、自分の部屋に転がる枕を見た。

無言でそれを持ち、押入れの戸を開ける。

そのなかにピンクの枕を押し込んで、白の枕を出した。

そして、ベッドにぽふ、と落とす。