「遅刻しないで来たと思ったら…朝っぱらからなにしてんの。ついに頭おかしくなったの?」
ミオの容赦ない毒舌。
けれどそれに反論する気力のない私は、負のオーラを漂わせるばかりだった。
「………もうそれでいいよ…頭おかしいんだよ、私…」
「ほ、ほんとにどうしたの!?みんな心配してるから!朝から色葉はどうしたんだ、ってみんな言ってるから!」
そんなのわかってますよー…
楽しそうに笑っている人もいれば、本気で私の頭の心配でもしてるんじゃないかってくらい、遠くから見ている人もいる。
だってもう、消えちゃいたい。
みんな、心配しないで。
私の頭は、正常です………
「アホかっ!」
バシッという爽快な音をさせて、私の頭が殴られた。