私がじっとチョコミントのソフトクリームを見ていると、純くんがニヤッと笑った。
「ひとくちいる?」
…えっ。
ひっ、ひとくちっ!?
「い、いやっ、そんな…」
「めっちゃ美味しいよー?」
あたふたして断ろうとしたら、純くんは憎らしい目を寄越しながら、ソフトクリームをひとくち食べる。
…む、むかつくうぅ。
けどでも、それはさすがに、ちょっとやばい気が。
だって、間接キスですよ!?
いや、そこも問題だけどっ!!
「食べたくないの?」
それはまるで、『食べたいんでしょ?』とでも言うかのような目で。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…