早く、と純くんが急かすので、おしるこを配っていたところへ歩き出す。

…えー、なにこの流れ。

嬉しいけど、嬉しいけどぉ。


「…純くん、なんでひとりなの?」


てっきり、男子達と回ってると思ったのに。

訊くと、純くんは「隠れてた」と言った。

「へ?」

隠れてた?