ミオと過ごさなくなった昼休みは、お弁当を持ってそのまま空き教室へと行くようになった。
純くんと話しながらお弁当を食べて、彼の近くで眠る。
そして大和と一緒に、バザーの準備をする。
…そんな毎日を送っていたら、いつの間にか冬休みに入っていた。
「は、早くない!?」
冬休み、一日目。
だけど、私は学校にいます。
もちろん、バザーの準備で。
「ふっ、冬休みになるの、早くない!?」
最近バタバタしてたから、日にちが過ぎるのがあっという間!
私はバザーの看板に色を塗りながら、信じられないという顔をした。
大和は苦笑いしながら、「忙しかったもんね」と言った。
「案外、やることたくさんあるよね。バザー」
そう。
食物部が、バザーの数日前に売るお菓子とかを作ってくれるらしいんだけど。