「このあと、五限目バザー委員会議室集合ってー」

その言葉と共に、チャイムがなる。


「…いって来なよ」

俯いたミオの、小さな声。

私も小さな声で「うん」と言うと、ミオの前から足を動かす。



…どうし、よう。

話したほうがいい?

話さないほうがいい?


…そういえば、ミオとケンカとか、したことないんだっけ…


やけに呆然とする頭を動かして、私は足を会議室へと進めた。