「あ、そーなんだ。他の奴はみんな近いけど…大和いるんなら、大丈夫か。女子達送ってやれよ」

「うん」


よかったぁ。

もしもミオが危険な目にあっちゃっても、私じゃ何もできないもんね。

むしろ、ミオの方が頼りになるよ。


ちょっとの間話したあと、集団は解散した。


私達と同じ方向なのは、裕也くんと、朔くんと、女子がふたりと男子がもうひとり。

この女子たちは、大和の近くにいた子達だ。