彼が私の手をひいて走る中 私はなんだか腑に落ちなかった どうして私に関わるの? どうして私を助けたの? どうして私を信じるの?? そんな疑問が何度も頭の中を駆け巡って… 「っはぁ…はぁ……ここまでこれば追いかけて来ないだろ」 彼はそう言って足を止めた 辺りをみるとそこは草村のような…でも腰を下ろせる程度に綺麗な公園 「………はぁ…はぁ…。」 たくさんの距離を走ったせいかまだ肩で息をしていた 「あのさ………」 彼は呼吸を整えながらゆっくりと話し出した