クスクスと笑いながら「ダメですよ、陣内さん!」と彼は先輩刑事・・・もとい、陣内(そうそう、陣内刑事だった)を諭す。



「そういうのをセクハラって言うんですから。」



「高木・・・お前だってジョーカーちゃんのファンだろ?知ってんだからな、あの子を携帯のカメラで撮ってたの!それはセクハラじゃないのか!?」



「ええっ!?なななな、なんで知ってるんですか!?」



如月は「・・・なにやってんすか、二人とも・・・」と冷たい視線を送る。



「自分は陣内さんと違って、いやらしい目で見てないですよ!!」



「おい、こら・・・それじゃあ、まるで俺がいやらしい目で見てるみたいじゃないか!」



どうでもいい言い争いを始めた二人に如月は溜め息しか出ない。



「でも、そんなに可愛いっすか?・・・自分にはガキんちょにしか見えませんでしたが・・・」



如月の言葉に陣内が「それがいいんじゃないか!」と大声でセクハラ発言をした。