《希羅》



「んっ………」




ただいま五時四十五分


あの事件から約八時間三十分たった。



積極、快里が田中隼叶に怒鳴った結果田中隼叶は落ち込む態度を見せ、仲間らしき奴らはびっくりとた顔をしていた。

それを無視して帰った。




「俺…さ、あいつらの事信じてみようかな……」




"いきなりどうしたんだよ…"



「高橋大輝に裏切られた時、昔の俺と同じ顔してた」




"同情かよ…"




「違う…快里は信じなくていい。むしろ信じるな。」



"?"




「田中隼叶を信じる俺と田中隼叶を信じない快里。二つの心を持っていれば何の問題もないだろ?」



"希羅…俺はお前だ。お前の考えてる事なんか手を取るようにわかる。


本当は怖いんだろ、"