《快里》



俺はカツラも眼鏡も付けずに外へでた。



金髪だし、絡まれるだろう。



そう思いながら街中へ入っていった






『おい、坊主一丁前に髪なんて染めて、カッコつけてんじゃねぇよ!』


なんて言っていきなり殴ろうとした奴からはシンナーと酒の匂いがした。




「くせぇ…」


バキッ!


一発殴っただけで、変な音したから

「鼻、折れてるかもなぁ…」




『てめぇ………誰だ……』


きたきた、


「俺の名前は真白裕樹、名前聞いたからには、広めとけよ、それじゃあ、」




そう、今日の目的は、鬼龍の闇狩りでは無く、真白裕樹という名を広める為、
真白裕樹という名が街中に広まってしまえば、田中隼叶達は、松原希羅を構わなくなるだろう。





『おい、』

話しかけられ振り向くと