「俺もわかった。曖昧だが、」
「そうですか、それでは言いますけども、真白裕樹の情報は写真、名前、生年月日しか出てきませんでした。」
なにかおかしい、違う何かがおかしい。
「真白裕樹っちゅう奴は殺気強うて死ぬかとおもっちょったのに、パソコン類は苦手なんか?普通強い奴は情報とかを厳重にガードするやろ、」
そこだ。本当に強い奴は情報が一切出て来ない。名前さえも。
「凪兎、生年月日は何て書いているんだ、」
「5月18日、今17才です。一応年上になりますね。」
「そうか……」
年上…。
だとしてもなぜ先生は知らない?
と、いうより
遠くに住んでてもあれだけ殺気が強ければ噂になるはずだ。
「………まず、真白裕樹という人間は存在するのか?」
「隼叶頭狂い始めたぁ?目の前に本人いたじゃん。」
俺のコメントに最も早く反応した黎がいった。
「違う、いや確かに目の前に居た。しかし、名前はいつでも変えられる。」


