《隼叶》


「………くそっ…真白裕樹といい、松原希羅といい、何故あんなに強いやつが俺達の族に入らないんだ……」



………まだ黎と海斗と凪兎(なぎと)は寝てやがる…



大輝は……どっか行きやがった…



ギイッ…


「ただいまぁっとぉ…おぉ、隼叶起きてたんか、」




「…今起きた。」



「そないムスッとせんくてええやろ、俺達より強い奴が族に入ってなかったっつう話やろ?」



「妙に大人だな……



きもっ…」



「ひどいぞ!俺泣くで?!ええんか?!仲間が泣いてええんか?!」




「うっせー、それよりその手、どこいってきたんだ?」



大輝は購買か、コンビニで買ったらしき物を手にしていた。



「ん?これか?ジュースや、なんか飲みたーなってきてなぁ、買ったんや、


ほれ!隼叶にも買ってきたさかいに」