いつものように登校して、適当に言い寄ってくる女子をあしらい、教室には行かず屋上へ直行。

すると、出くわすあの人。



「あ、英志じゃん。まーた、さぼり?」

「そーゆう、あんたもサボりでしょ?」


「イエス!」


三年生の小嶋亜季。
この屋上で知り合った先輩。…とんでもなく能天気と付け足しておく。



「その顔は、何かあった?タバコ吸う?」


「吸わない。別に」


「げっクールな英志になっちゃったー。つまらん!」