「待ってよ」 なんで、ついてくんの!? 手首をガシッと掴まれ、行く手を阻まれた。 「まだ、なんかあるの?」 「今日付き合ってくれた、お礼」 「へ?」 それは、抵抗する暇もないくらい早技だった。 「ん!」 キスだってわかるのに時間はかからなかった。 流れるように舌が割って入ってくる。