「隣の202号室に引っ越してきた梅田と申します。 今日、家具とか部屋に入れるんでいろいろご迷惑をかけてしまうかもしれませんが…。 よろしくお願いします。」 その透き通った、低い声を聞いた瞬間、ドキッとしたというかびっくりした。 私と同じ年代の若い男の子の人みたい。 同時に、素敵な恋の予感の風が私の心の中を通っていく。 素敵な出逢い……そんな訳ないね。 「はい、少々お待ちください。」 202号室のお隣さん、どんな人なんだろう? わざわざ引っ越しの挨拶だなんて丁寧な人だなぁ。