この低音ボイスは究極に心臓に悪い。
振り返るとそこには梅田さんがいて。
「いや…えっと…その…違うんです………っ二重人格だなんて…てて?」
うわっ…!とんでもない独り言を聞かれてしまった。私は必死に頭を左右に振った。
もう、泣きそう…
その時だった。
梅田さんは
「何が違うんだよ…」そう笑いながら私の頭をポンと一回叩いたんだよね。
「ご、ごめんなさい…」
たくさん文句を言うつもりだったのに…梅田さんの笑顔を見たらね、素直に謝ることしか出来なくて。
「ったく…今のは面白かったから許すけど次はないからな。2人はお勉強会だからまだ終わらないよ。こっちに来な…個人面談。」
個人面談って…


