恐る恐る目を開けると
目の前ではお隣さんが不敵な笑みをみせてから
すぐにこの場を立ち去ろうと階段を登り始める。
嘘でしょ。何かの間違いだよね。
言いたいことはたくさんあるんだけど言葉がすぐに出てこなくて。
とにかく今の出来事を説明してほしい!
何が起こったの?
「………っ!待って下さい!」
すると、お隣さんの足はピタリと止まる。
「あんた面白い…。自分の顔、鏡で見てみなよ。早く戻りな。家族が待ってる。」
はぁぁぁぁ!!??
引っ越してきたお隣さんは…
最悪な人でした。
~春~
出逢いの春。
別れの春。
新たな出発の春。
いろいろあるけれど、
私のドタバタな春は
まだまだこれから。


