そして今、僕はやっと見つけた。真っ赤な左ハンドルのクーペじゃないけれど、赤い国産のK乗用車を止め、その前でひとり夕日の海をじっと見つめている、あの女性を… 僕はちょと勇気を出して、彼女へ歩み寄り横顔に声をかけた。 「海って、良いですよね…」 「良いですね…」 END