しばらく走って 和風の2階立ての家の前で 車が停まった―――― 「ここは?」 「奈々の察しの通り俺の家だょ。紹介するの遅くなってごめん。うちの家族に会ってくれるか?」 真っ直ぐあたしの目を見て 優は尋ねた 「――…うん。嬉しい。優ありがとう……」 結婚の挨拶に行くわけじゃ ないのに それくらい特別なものに 思えて嬉しかった 「ありがとう奈々。じゃあ行こうか――。」