沙良side ピピピ……。 目覚まし時計が鳴っている。 起きなきゃ……。 「ん〜〜。」 四月と言ってもまだ寒い。 早くあったかくなって〜〜。 「沙良。」 「わ!び、ビックリしたぁ〜〜!!」 目を開けると、目の前には樹の顔があった。