「あんたにはかんけーないでしょ!!


 好きにさせてよ!!」




私は手を振り払った。


そしたら、茶髪男は立ち上がって言った。


いま死ななかったら、私………。





「世の中にはなぁ!死にたくなくて


 死んだ奴だっているんだ!!」





「…!」




私は、言葉も出なかった。



死にたくなくて死んだ人…。



「だから簡単に死のうとするな!そいつらの分もちゃんと生きろよ。な?」




私は、涙があふれてきた。


どうして?






「だって!私のこと、誰も必要じゃないもん!邪魔な存在だよ!!」



私の顔は、もう涙と雨でぐしゃぐしゃだった。