「かわいー。亜弓って昔からセンスいいもんねー。」



亜弓からのプレゼントはピンクの可愛いシュシュと、手作りクッキーだった。





「ったく、あいつら、人の部屋で……。」




樹がぶつぶつ言ってる………。





「沙良。」






「ん?ひゃっ!!なっ何……?!」





樹が私の首元を突然触ってきた。





「俺からのプレゼント。大事にしろよ。」




そう言って樹の顔は、ちょっと赤く染まっていた。