現に、ホストクラブで働いているから、女の子との出会いがあってもおかしくないはず。 そして、可愛い子と出会いでもしたら……。 「…ら?沙良?どーした?」 「!!!な、何でもない!」 ビックリして、声が裏返ってしまった。 「さっきからおかしいぞ。なんかあった?」 「ううん。何もないよ!」 私はわざと、平然を装った。