「……。」



何なんだ?何が言いたいんだ?




「そうなんだ……。私をなつみさんと重ねてみてるんでしょ?そんなの分かってる!分かってるよ……。」




沙良が泣きだした。




「違う!」




「何が違うの!!もういいよ!」






沙良は部屋を出て行った。





俺は、まともに反論することも



止めることもできなかった。




俺、さいてーな男だな………。