なつみさんと似てる私じゃなくて私自身の事が。




「さ、沙良ちゃん。ここ、ホストクラブなんだけど…。」




直樹さんに言われてはっとした。




皆がこっち見てる。




……恥ずかしい。




「私!帰ります!」


私はカバンをがっと掴んで言った。



「そ。」




「あの、いろいろとありがとうございました!」





そして私はホストクラブを出た。